2010年1月26日火曜日

波乱の時代に求められる人材は

先週の土曜日 元財務官僚が講師の 医療制度に関する講演を聞きに行きました。
「医療崩壊」といわれる現状の解説とその要因分析について わかりやすく整理された内容でした。
しかし ある程度「事情通」といわれる人間にとっては 「なるほど」と思わせる内容だったとは言い難い というのが正直な感想です。
現場の医療関係者 特に経営者にとっては 今後の事業の方向性を考える「よすが」とはならなかったのではないか と思われます。
また 参加者から「医療再生のポイントとして示された『地域の再生』と『死生観』について どういう方向性が考えられるか」という 当を得た質問がなされましたが 講師からの回答は 一般論の域を超えるものではありませんでした。
この一事をもって 「すべて同様」と断言しようとは思いませんが いま本当に求められるのは 整理・分析する能力ではなく 創造・改革を実行する能力です。
いわゆる「官僚的」な人材ではなく 「民間のリーダー的」な人材です。
「民間人であればいい」のではありません。
民間の人材でも「官僚的な」人間は あふれるほど存在しています。
先の見えない時代だからこそ 真の「民」の知恵とパワーが 社会を動かす原動力になるのです。

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