2013年2月5日火曜日

心を打つ先駆者のエール

日曜日に「『駐在型訪問看護ステーション構想』Part2~わがまちに訪問看護ステーションを!」フォーラムに行ってきました。
「地域包括ケアの理念となっている『だれでもが望み通り住み慣れた街で最期まで住み続けることができるようにする』ための鍵となる訪問看護師=地域看護師をどう増やしていくか」がテーマです。
シンポジウムには 被災地特例を活用して一人で訪問看護ステーションを立ち上げた一関市・南相馬市・石巻市の3人の看護師が顔をそろえ 熱のこもった現地の活動を伝えてくれました。
専門家・有識者の代表として 樋口恵子高齢社会をよくする女性の会代表・山崎摩耶前衆議院議員・佐藤美穂子訪問看護財団常務理事・藤本康二前経済産業省ヘルスケア産業課長が登壇し 3名のナースにエールを送るとともに 今年3月で終了する被災地特例の延長と人員基準そのものの見直しを訴えました。
また会場には「開業ナース」の草分けで 昨年フローレンス・ナイチンゲール記章を受章した在宅看護研究センターLLP代表の村松静子さんもいらっしゃいました。
30年間 周囲の無理解も意に介さず しゃにむに利用者・患者のために打ち込んできたからこそ「よくぞここまで」という感慨と同時に「まだようやくこれだけ」という不全感という矛盾した感情抱いていることを吐露してくれました。
彼女の歩んだ茨の路を想うと 激励の言葉の一つひとつが かけがえのない重みを持ったたものとして 会場の参加者すべての心を打ったように感じました。
とかく「総論賛成・各論反対」で遅々として進まない市民本位の規制改革ですが なんとかして動かせないかという思いがつのりました。