2010年9月30日木曜日

他人の話を自らに活かす

昨日までの5日間で 5回講演を行いました。1日2回合計6時間半という日もあって 少々疲れはしましたが 当然のことながら 私の話を聴いてくださることの喜びのほうが勝っています。
講演中は 参加者のリアクションや表情をよく見るように心がけています。
中には 自分の意志で参加したのではないようで ずっとお休みになっている人もいますが ほとんどはなんらかの反応を示してくれます。
大きくうなづいて聴いている人 驚いたような表情を見せる人などさまざまです。
話の中では あえて挑発的な発言や足りない点を厳しく指摘することも少なくありません。
そんなときには 参加者本人や組織の認識の程度がはっきりわかります。
「とてもそんなことはできない」「うちの法人ではムリ」など 否定的な感情も 手にとるように感じられます。
講師の意見に無条件に賛成するのもいかがかとは思いますが「総論賛成でも各論(わが身に引き当てると)反対」では 学ぶ意味がありません。
事業を行う身であれば「ありがたいお話し」など聴いている暇はありません。
同意や反発 すべて自分たちの組織や事業をどう改善するかという視点を常に忘れずに 講師に向かって反応してみてください。
きっと 得られるものが何倍にも大きくなるはずです。

2010年9月19日日曜日

小規模多機能で尺八を聴く

昨日の夜 静岡県焼津市の小規模多機能型居宅介護事業所「池ちゃん家」大井川で 縄巻修巳氏の尺八のコンサートが開催されました。
今年で3回目とあって 利用者・職員だけでなく ご近所の方やファンも大勢つめかけ 中に入りきれない人が出るほどの盛況でした。
私自身は実際に聴いてみるまで 尺八で洋楽まで演奏するといわれても 一体どんなものかイメージがわいてきませんでした。
今は ぜひ別の機会にもう一度聴いてみたいという気持ちです。
どこか哀調を帯びた音色が 秋の夜に響き 聴衆の心に沁み入りました。
音楽には ハードロックのように 聴き手の中に圧倒的な印象を与えるものもあれば この尺八のように 聴き手の心の中の思い出を引き出してくれるものもあります。
忘れていた数々の出来事が 走馬灯のように頭の中を駆け巡り 久しぶりに心を洗われたコンサートでした。