2011年1月26日水曜日

福祉・介護職より始めよ

埼玉県狭山市の長谷川佳和氏は 私が信頼し尊敬する介護支援専門員の一人です。
氏は 10年近くの長きにわたって自治会長を務め 精力的に地域活動に取り組んでいます。
福祉や医療の世界では「地域」を「支える」あるいは「再生する」という「言葉」は日常的に語られていますが 従事者自身が 自らの地域に対して積極的に活動を行っているという例は 氏以外には寡聞にして ほとんど聞いたことがありません。
それどころか「『社会貢献』しているので『免罪符』を与えられている」と勘違いしている人物が多いのが現実ではないでしょうか。
「隗より始めよ」の故事のとおり まず自らが一市民として地域にかかわり 課題を発見・整理し 改善に向けて 小さくてもよいから歩みを始めることが大切だと感じています。
長谷川さんたちの活動は 市民の発議による議員定数の削減
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20110103/CK2011010302000040.htmlという成果を生み出しています。

2011年1月5日水曜日

新しい時代のリーダーを養成します

あけましておめでとうございます。
日本経済新聞は年明けから「三度目の奇跡」というテーマで特集を連載しています。
過去の2度の奇跡とは 明治維新と戦後をさしており 衰退一途をたどる今の日本にはモデルも目標もないが ここでも奇跡を起こすための鍵がないわけではない。それは「外で作って稼ぎ 内でより高度なものや価値を創る」ことだと続けています。
しかし これを阻む厚い壁は「人材」だとしています。
これは介護の業界にもあてはまります。
人材の重要性は あらためて述べるまでもありませんが その大切な人材を育成するために 業界や事業者がどれだけ有効な手を打てているかといえば とても満足とはいえない状況です。
昨年12月30日の日本経済新聞で 金井壽宏神戸大学教授は「危機から『超回復』するにはリーダーの体系的育成が欠かせない。新たなリーダーシップの連鎖を世代継承性の名のもとに生み出していくことが肝要である」と述べています。
リーダーやリーダーシップは「資質」だけに左右されるもではありません。
「カリスマ」とい名の「ワンマン」が今の時代やこの業界で求められているリーダー像ではないのです。
このような要請に応えるために 私たちも1月から「介護福祉MBA講座」を開設し 介護福祉事業経営のプロフェッショナルを養成します。
これからのリーダーをめざすみなさんに受講をおすすめします。