2010年1月10日日曜日

女子一生の仕事

明治の文豪・夏目漱石は『文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎(か)』という論文で「私は文芸を以(もっ)て男子一生の事業とするに足る」と述べています。
では現在 介護や福祉はどうなのでしょうか。
旧世代の政治家やメディア関係者の言葉の端々からは「介護や福祉は大事な仕事ではあるが 私(男)が携わるに足る事業ではない」というニュアンスが伝わってきます。
また「介護や医療の産業育成」というと「社会保障を手厚くすれば 経済成長の足枷になるだけ」「企業に活力を与える政策でなければ 経済は成長しない」という反応が返ってきます。
介護サービスの一方の担い手が営利企業であることや 社会保障の枠外にも大きな需要が存在することなど全く理解していません。
因習にとらわれた男は「百害あって一利なし」。そんな男子は もう必要ありません。
「女子」が この分野を支えていけばいいだけです。
一生を賭けた「女子」が 豊かで幸せな時代を創るパイオニアです。

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