2010年12月8日水曜日

明日は介護保険法の誕生日

13年前の明日12月9日は 介護保険法が成立した日です。
2000年4月の法施行時の総理大臣が小渕恵三氏だったことなど 多くのみなさんは もうお忘れのことでしょう。
この10年間の制度の歩みを総括する書籍の発行やシンポジウムの開催はさかんですが 明日につながる前向きな議論はこれからが正念場です。
しかし 内閣府の「障がい者制度改革推進会議」中でも 先の社会保障審議会介護保険部会の取りまとめや12月3日の改正障害者自立支援法の成立について 委員から批判が相次いでいます。
介護保険部会の意見書に「介護保険の被保険者範囲として若年障害者への言及」があることに対し「統合も選択肢にあるのか」という委員の質問に対する厚生労働省の担当者の回答は「現行の介護保険との統合を前提にするスタンスにない」というものでした。
「介護の普遍化」や「社会化」といった介護保険の崇高な理念は いったいどこへ行ってしまったのでしょうか。
政も官も そして民も 自らの目先の利益や既得権の保守に汲々としているようでは この国に明るい未来など見えてくるはずはありません。

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