2009年6月17日水曜日

お題目ではなく目に見える安心社会創造の論争を

15日 政府の「安心社会実現会議」(座長・成田豊電通最高顧問)は 首相官邸で第5回の会合を開き「安心と活力の日本へ」と題した最終報告書を麻生首相に提出しました。報告書は「日本型の自由市場経済モデル」の構築を前提にした「中福祉・中負担」社会の実現が色濃く打ち出されています。
「安心社会の実現」というテーマに反対する国民はいないと思われますが この種の提言や報告に食傷気味なのは 私だけではないでしょう。昨年来「安心と希望の介護ビジョン」「5つの安心プラン」「社会保障国民会議報告」など どれも時の総理や厚生労働大臣の肝いりでまとめられたものばかりですが それぞれどんな違いがあるのか理解している人はどれくらいいるのでしょうか。
私たちが求めているのは 空疎な選挙公約ではありません。「甘い幻想のバラマキ」で「安心」するほど 国民は愚かではありません。
来るべき総選挙では 賢明な選択肢を 目に見える形(ロードマップ)で示してくれる政策論争を切望しています。

1 件のコメント:

  1. 開設おめでとうございます。
    いつの間にか決まっている政治ではなく、国民も知っている政治がなされないと手遅れになってしまいますね。
    これからのブログ楽しみにしています。

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