2009年6月19日金曜日

サービスの質を明確化するのが急務

18日またまた「社会保障改革推進懇談会」の最終報告書が(ひっそりと!?)まとまりました。この懇談会は「社会保障国民会議」の提言のフォローアップを行うために設けられたものです。
社会保障国民会議は 年金・医療・介護・次世代育成など社会保障を横断的に議論し さらには財源にも踏み込んだ 画期的のある提言を行っています。同懇談会では 提言以降のロードマップが具体化されるのではないかと ひそかに期待をしていたのですが 現状追認の記述が多く 肩透かしをくらいました。
ただし 報告書中の以下の記述には共感を覚えました。
「介護労働者の処遇向上は それ自体が目的ではなく 利用者にとっての介護サービスの質の向上に結びつかねばならないことは当然である。しかし 処遇向上をサービスの質の向上にどのように結びつけていくか 必ずしも明確な道筋が明らかになっているとはいえない。ここでも客観的なデータの蓄積と課題の抽出 それに裏打ちされた政策展開が求められる。現時点で取り組むべき課題としては 少なくとも以下が考えられる。
①介護サービスにおける「質」の意義の明確化と標準化の推進
……」
職員の経験年数や介護福祉士・常勤職員割合がサービスも質を担保し それによって顧客は高い料金をはらっても当然だという根拠のない仕組みは 早急に改善すべきです。

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