2009年6月24日水曜日

審議会にも政治家の出席を

先ほど 第64回社会保障審議会介護給付費分科会が終了しました。議論の中心は「経済危機対策」とりわけ「介護職員処遇改善交付金」でした。
保険者の委員である山本文男氏(福岡県添田町長)からは「この交付金が終了する2012年度以降について どう考えているのか。これが恒常化すると当然保険料にはね返ってくる。それでは住民が納得しない」という意見が述べられました。
事業者側からも12年度以降交付金として存続するのかどうかは 大きな問題です。一度上げた賃金を3年後に「はいおしまい」とはできません。とりわけ「キャリアパス」を示せという要件がある以上 単に一時金として手当てはしたくはありません。
厚労省からの回答は「2012年度の報酬改定や法改正の過程で検討する」というものでしたが これでは答えになっていません。役人としては これ以上踏み込んだ発言ができないのはわかりますが このようなやり取りは日常茶飯事です。
責任が政治にあるのなら このような審議会には 大臣とはいいませんが 副大臣や大臣政務官が出席して答弁すべきでしょう。厚労省の分割を議論する前に 肩書きだけの政治家に官僚なみに働いてもらいましょう。

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