2012年4月12日木曜日

日本でも在宅ケアのルネッサンスを

昨日「在宅ケアのルネッサンス」という講演会に参加しました。
在宅ケアの新たな提供モデルとして注目されているオランダの"Buurtzorg"という事業者の代表のJos.de.Blokが講師です。
Buurtzorgは看護師・介護士が最大12人で独立チームを形成し あらゆるタイプの利用者にトータルなケアを提供しています。
利用者満足度はオランダでNo.1。加えて従業員満足も非常に高く 昨年 全産業を対象とした最優秀雇用者賞を受賞しています。
効率性にも優れ コストは他の事業者の半分。2007年4人で創業。現在は約450のチーム・5,000人のナースと介護士を擁し 売上高は1億8,000万ユーロ。
オランダでもっとも急成長する組織として注目されています。
刺激的な話に触発されることが多々ありました。
もっとも印象に残ったのは 彼らが制度の後追いで活動を開始したのではないということです。
クライアントの利益にフォーカスし そこから最大のアウトカムを導き出すことに専念した結果が今の姿であり 国や世界中から注目されることになったのです。
「わが国とは違う」「日本ではできない」という言葉が言い訳にしか聞こえてきません。
在宅ケアに誠心誠意打ち込んでいる多くのナースたちには 大きな励ましになったと思います。

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