2011年4月8日金曜日

震災を理由に思考停止するな

昨日のキャリアブレインニュース https://www.cabrain.net/news/article/newsId/33537.html によると「四病院団体協議会は 2012年度に予定されている診療・介護報酬の同時改定の延期を要請する方向で検討を始める」といいます。
「同時改定のための財源について 東日本大震災からの復興のための財源確保が最優先となる中 十分な財源を得るのは難しいと見込まれるため」としています。
私には この意味が分かりません。
復興のための財源確保は喫緊の課題ですが 報酬改定を遅らせれば財源確保ができるのでしょうか。
本音は「財源確保のために自分たちの報酬に手をつけないでほしいという」という利己的なものだというのは うがちすぎな見方でしょうか。
同じく昨日開催された「社会保障改革に関する集中検討会議」の準備会合で土居丈朗慶應義塾大学教授が示した「震災復興と社会保障の強化と財政健全化の同時達成は実現可能。震災復興期に社会保障を充実させることで被災者支援にもなる。震災復興と同時並行で社会保障と税の一体改革を実行すべき」という見解のほうがしっくりきます。
震災からの復興には 衆知を集め 強い意思で未来のために考え抜くしかありません。
たとえ その結論が自らの利益に反しようとも。

0 件のコメント:

コメントを投稿