2012年11月19日月曜日

アーティストの技と魅力

週末荻窪音楽祭に出かけました。
今回で25回を数える市民が「住みやすい街」づくりをめざし生み出した素敵なイベントです。
街のそこかしこで手作り感にあふれた50弱のコンサートが4日間にわたり開催されました。
「(バリアフリーで)若者や高齢者も快適に過ごせ 子供達が明るく元気に育っていける街づくり」というコンセプトはまさに「地域づくり」の基本といえます。
とりわけ興味深かったのが「シャコンヌを聴け!!」です。
4人のアーティストがヴァイオリン・ピアノ・ギターでバッハの「シャコンヌ」(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番)を弾き比べるというユニークな企画でした。
バッハの原曲がブラ―ムスやブゾーニの手にかかると 左手一本の簡素なもの・超絶技巧の華やかなピアノ曲に生まれ変わります(写真はピアニストのお二人)。
同じ曲を1回のコンサートで4回聴くというのは生まれて初めてですが 飽きるどころか音楽の奥深さに引き込まれたようになりました。
同じメニューでもアーティストのコンセプトや感性・技術によって 人に与える感動は千差万別です。
介護事業にも同じことがいえますね。
ケア・在宅・自立・地域…をどうとらえるか どう創造したいかによって できあがるサービスはまったく異なったものになるのでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿