2012年11月14日水曜日

プロフェッションでなければリスクは取れない!

先週末「在宅事業者が取り組む『住まい』サービス-地域包括ケアが求める介護事業者の使命」フォーラムを開きました。
10月31日のブログ「賃貸住宅事業は介護保険事業!?」にも書いたように「『餅は餅屋』という理にかなった事業行動をとっていくことを忘れないでほしい」というのがひとつの目的でした。
「介護事業者が『サ高住』をオーナーに立ててもらう場合 35年間一括借上げを保証するため経営者個人が連帯保証人として多額の債務保証をするケースもある。建設費(60室)4億円を25年借りると 銀行には月額200万円超の返済が必要。オーナー利回り7%保証という条件で介護事業者が35年間一括借上すれば月額230万円。それが35年では9億8千万円もの債務となる。1部屋の家賃を6万円と仮定すれば 80%の入居率でようやく黒字(290万円弱)になる」と株式会社やさしい手の香取幹社長はそのリスクの大きさを語ってくれました。
右の図の①~⑤のどこから収益を得るのかによって ビジネスそのものが変わってきます。
土地の所有者・建設者・住宅運営者・サービス提供者のそれぞれが専門性に基づいて 責任と成果を分担するスキームの構築が不可欠なのです。

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